ピルの副作用はどんな症状

ピルの主な副作用は吐き気!まれに血栓症が起こることもあるので注意

ピルは避妊だけではなく、生理痛の緩和や女性特有の病気、ガンの予防、ニキビの改善などに効果があります。また、生理の日を早めたり、遅らせたりすることも可能です。

一方、ピルには副作用もあります。ピルを使うときは、副作用もしっかりと把握しておきましょう。

ピルを飲み始めて最初の数日間は、胃がムカムカして吐き気を感じたり、不正出血が起こったりすることがあります。

これらの症状の多くは一時的なものであり、服用開始から数ヶ月で無くなります。もし2ヶ月経っても副作用が治まらない場合は、ピルの種類を変更する必要がります。

ピルを服用すると、ごくまれに血栓症を発症することがあるので注意しましょう。

血栓症とは、血管の中にできた血の塊が、血管を詰まらせる病気です。症状としては、激しい激痛や舌のもつれ、突然の視覚障害などが挙げられます。他にも、息切れや胸の痛みを感じることもあります。

突然の足の痛みや腫れ、手足の脱力感が起こった場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

ピルの副作用の主な原因は

ピルは、女性ホルモンが含まれている薬です。人工的に女性ホルモンを摂取することで、排卵を抑制し、不本意な妊娠を防ぎます。

一方、人工的に女性ホルモンを摂取することで、一時的にホルモンバランスが乱れ、副作用が起こります。

たとえば、ピルを飲むと女性ホルモンの「エストロゲン」の濃度が上がり、嘔吐中枢を刺激します。それが原因となり、吐き気が起こります。また、エストロゲンによって臭覚が敏感になるのも、吐き気の理由の一つです。

エストロゲンが減少し、別の女性ホルモン「プロゲステロン」が増加すると、倦怠感や頭痛が起こります。エストロゲンが減少すると、血行不良が起こり、疲労物質が上手く排出されなくなります。その結果、だるさを感じるようになるのです。

プロゲステロンは水分を体内にため込む働きがあります。プロゲステロンが増加すると、水分と一緒に、老廃物も体内に残ります。それが原因で、倦怠感が起こってしまうのです。

ピルを服用してしばらく経つと、身体が薬に慣れて、これらの症状は治まっていきます。症状がひどく、生活に支障が出る場合は医師に相談し、別のピルを処方してもらいましょう。

ピルを使うときは血栓症に注意

ピルを飲み始めて最初のころは、胸が張ったり、むかむかしたりします。

そういった症状は一時的なもので、慣れていくにつれて軽くなったり、無くなったりします。

しかしまれに、血管の中に血の塊ができる「血栓症」が起こることがあります。

血の塊ができると、血液の流れを妨げられ、様々な症状があらわれます。

脚の血管に血栓ができた場合は、手足がしびれたり、片方の足が痛んだり腫れたりします。

肺の動脈に血栓ができた場合は、息苦しくなったり、押しつぶされそうな胸の痛みが出たりします。

脳の血管に血栓ができた場合は、ろれつが回らなくなったり、吐き気がしたり、頭痛がしたりします。

いずれの血栓症であっても、早期に発見できれば、死に至るということはほとんどありません。

ピルによる副作用によって死に至る人というのは、10万人に1人の割合です。

血栓症によって起こる症状は、他の病気にかかったときにも見られます。そのため、血栓症が起こっているのかどうか、自分で判断するのは難しいでしょう。不安な症状があったら、病院を受診し、医師の判断を仰ぎましょう。

ピル副作用の血栓症の対処法

ピルの副作用で、血栓症が起こることがあります。

ピルによって血栓症が起こる可能性は高くはありません。そのため、過度に不安になる必要はありません。

しかし、持病や生活習慣によっては、血栓症が起こるリスクが高まるので、注意が必要です。

40歳以上になると、血栓症になるリスクが一気に高まります。そのため、ピルの服用は慎重に検討されます。

肥満気味の人や喫煙習慣がある人も、血栓ができるリスクが高いです。ピルを服用するなら、生活習慣を改善する必要があります。

糖尿病や肝機能障害、肥満、高血圧などの兆候が見られる人も、ピルを使うことで重い副作用が起こる可能性があります。

てんかんの治療薬とピルは、併用できません。そのため、てんかんの治療薬を服用していることはピルを使えません。

「ピルを使いたいけど血栓症が怖い」という人は、血液検査を受けてみるとよいでしょう。血液検査を受けることによって、血栓ができやすいのかどうかがわかります。